11月6日、7日は秋田県で開催された東北自治体議員フォーラムへ参加してきました。
日本一の学力テスト成績の実績を上げている秋田県の学力向上について、と農業政策について。学力向上については、今年5月、岩沼市議会教育民生常任委員会行政調査で能代市の取り組みを学ぶ機会がありました。その調査時には、能代市の行政担当者様からのご教示でした。行政として学校現場での取り組みのお話し。
そして今回は、学校現場で数学教師としても指導に当たられ、管理職として教員への指導、助言、県政の中で教育行政、また現在は大学で教員を目指す学生の指導に向き合う立場の神居先生。
行政調査に伺った立場とは異なる角度からのお話、秋田県の学力向上に関する取り組みを多面的に理解することが出来たような気がしています。
子どもたちと向き合い、たゆまぬ努力を続けている先生たちの課題もお聞かせ下さいました。それは、「教員も経験を積んで来た者が大量退職を控えているので、その指導の術を後継の若い世代の教員に継承していくことが喫緊の課題と捉えていること。大学の教員養成課程でもそういう指導力を身に付けさせられるようなカリキュラムを工夫している」というお話。
また農業政策については、現職衆議院議員の村岡敏英代議士からのお話。
農業が果たす役割を考えると、国土保全、食糧自給率、食の安全を担う大きなものがあります。しかし、現状を見た時に、大変厳しい状況にあることは理解するところでもあります。会場からの質疑に農地の集約化を図ることで、耕作地の維持はなれど、そこから得られる借地料では生活が成り立たない農業者がいること、厳しい経済環境への対策が急がれることが求められました。
差し迫ったTPPの問題もあり、自分たちの食べるものがこの先、どうなっていくのか、今後も目が離せない政策です。