今年が終戦70周年という節目の年でもあり、岩沼市でも追悼式が行われ、私も出席しました。
当時、戦場に出征した方、犠牲になられた方、遺された方も、70年という歳月は、等しく長いものです。
会場内に出席されている方々も、高年齢の世代となっています。当地岩沼市は朝から猛暑となっていたので、出席を見合わせた方も多いのかもしれません。空席が目立ちました。
私も、母親の長兄が出征、当時幼少であった母の記憶の中から、辛い思い出、戦争の惨さを聞いて育ちました。
出征前に家族で面会に行ったこと、好物を抱えて兄に会いに行ったこと、帰って来た骨箱には石が数個入ってカラコロ音がしていたこと。
今、私たちが穏やかな暮らしを持てるのは、多くの戦没者の方々、戦地で戦死なさった方、過酷な非日常の中で犠牲になられた方々がおられたことを決して忘れてはなりません。
私は戦争が終わって生まれた戦争を知らない世代ですが、戦争に向かうことを許してはなりません。