2023.11.30
首都圏の大学に学ぶT君、4年生。
今、卒業に向けての時期で大忙しです。
ヒョンなことから、本日卒論まとめに関する取材依頼がありました。
東日本大震災からの復興の歩み、岩沼に関することを知りたい、という要望です。
限られた時間の中での対応でしたが、当時の記憶、震災からの12年の復興の歩み、岩沼の進んできた道や関わった方々のご尽力、どうして岩沼が復興が早い、と言われているのかなど、精一杯にお伝えしました。
T君は震災時、仙台市内中央部小学校3年生。
学校の校庭に避難中、大きな揺れに見舞われて、その後体育館内へ移動、クラスメイト達と共に親御さんへ引き渡しの下校だったそうです。
その後、通学していた学校も避難所として解放。
T君も親御さんと一緒に炊き出しの手伝いなどをしていた、と聞きました。
私からは、震災前から立ち上げていたボランティアグループ、「ランドセルをおくる会」が「ぐるーぷ笑顔」として被災者支援活動にシフトしたことなど、全国に「石鹸、タオル、下着の提供」を呼びかけて多くの支援物資を送っていただいたことなどもお伝えしました。
※参考までに
⭐︎ぐるーぷ笑顔
https://blog.goo.ne.jp/iwanuma2011
時間経過と共に変わる被災地の様子。
それに伴い、地域の中で必要として求められる支援も変わることなど、お話しました。
思えば、本当に沢山の方々にお支えいただいた12年でした。
支援物資を次々に全国から、世界中から届けて下さった皆さん。
避難所から仮設住宅へ、そして生活再建の道へ。
防災集団移転地やそれぞれの居住地へ。
心のケアに演芸、映画上映、お笑い、フラなど、様々なジャンルの皆さんが岩沼へ足を運び、和みの時空を提供下さいました。
お若い世代の方に被災地の歩みを伝えることも大切な責任と思っています。
偶然にも、4年前、やはりこの時期に私の事務所を訪ねてきた学生さんグループがありました。
当時、岩沼で開催予定となっていた「公共政策フォーラム2019」というイベントがあり、そちらに参加される学生皆さんでした。
※私のところにいらした学生グループの皆さんは、素晴らしい発表を行い最優秀の評価を受けました。
現在、震災から12年となって、地域の落ち着きも見出される中ですが、まだまだ課題も沢山あります。
今回のT君は、岩沼の課題、宮城の課題、東北の課題、きっと若者視点でまとめてくれることでしょう。
楽しみに報告と成長を願っています。
微力ではありますが、私も若い世代の方にお役に立てていたら嬉しく思います。