2022.12.18
少子高齢化と人口減少社会の真っ只中にあることを踏まえると、多文化共生社会推進は待った無し、と言えます。
宮城県内は元より、私たちのまち岩沼市も震災前の4倍に当たる456名(今年9月末時点)の在留外国人の方がおられます。
人口、約4.4万人に占める1%となります。
言語や生活習慣、文化が異なる同士が同じ地域に暮らしていくために、お互いに知り合うこと、理解し合うことは大事なことだと思います。
地域や経済活動の維持のためにも、働き手として今や大きな力を発揮いただいてもいます。
市民向けの講座の開設にもつながっています。
一方で支援が必要な外国人の生活者の方もおられます。
今日のシンポジウムでは、岩沼・亘理地区の中学校で外国から転入してきた生徒の支援に携わる方から現場での取り組みの報告もありました。
日頃、なかなか知り得ない情報でもあり、親身になってご指導下さる先生の熱い思いがヒシヒシと伝わってきました。
一方で、働く方々にとって、条件が整わない労働環境下にある、という現実も報道されています。
誰しも、自分の生活が中心になりがちですが、共に同じ地域に暮らす者として、時に手を差し伸べ文化の交流も必要不可欠なことだと考えます。
今日のシンポジウムは、会場一杯に市内外からの参加者がありました。