昨日5月26日、以前から気になっていた福島県飯舘村方面へ視察に行ってきました。
沿岸部や内陸部・郡山市や福島市へ出向く機会は時折ありましたが、飯舘村には震災後初となりますので、6年ぶりになりました。
霧雨、時折雨降りの中でしたので、南相馬方面からの峠越え、濃霧の中、視界も悪く緊張の運転でしたが、相棒が頑張ってくれました。
震災前と変わらぬ里山、のどかな田園風景の地域ですが、目につくのは除染で出た放射性廃棄物の仮置き場があちこちにあることと、牧場などの除染作業が行われていること、放射線量計が道端に設置されていること。
車から降りると、ウグイスが「ホーホケキョ」と呼びかけてくれます。
緊張感がほぐれて、山の澄んだ空気を胸いっぱい吸い込みます。
6年経って変わってしまった現実の姿にやるせない気持ちになります。
この地が好きで、この地に暮らす方もいます。
地域の皆さんが笑顔で暮らせる日々が1日も早く取り戻せますことを願い、帰途につきました。