早稲田大学マニュフェスト研究所の調査において、
の分野で全国市議会のトップランナーとして走り続けておられる
#取手市議会
先進的な取組みを推進されている取手市議会には視察の申込みが全国各地から殺到していて、私たちの調査も昨年10月に申込みし、今回の受け入れが実現しています。
昨年は100以上の視察受け入れをなさっているとのことです。
取手市議会では
一切の紙資料を配布していない
を徹底しています。
それにより、紙の消費量・これまで資料準備に費やしていた職員の人件費削減に目に見える効果を上げています。
議場や委員会の会議時には、貸与しているタブレット端末のみならず、必要に応じてパソコン、自前の端末の持込みも認めています。
特にオンライン会議や委員会の会議運営上、委員長が使用する口述書対応として自前のサブ機を使ったり、使える限りの機器類を駆使されてらっしゃるとのこと。
一方で、紙資料を全否定ということではなく、各人が必要に応じて、決算書・予算書を購入して備えたり、配布されるデータを各人が出力して持参したり、という対応もされている様です。
取手市議会皆さんは
の精神で 先進的な取組みにも果敢に向き合ってらっしゃり、議員も事務局職員も情報共有や機器類の操作を繰り返し学び、しっかり使いこなしてらっしゃること、学ぶべき点が多々ありました。
貸与のタブレット端末にも、各人の責任の元、無料のアプリを入れて使うことを認めていたり、LINEの積極的活用で災害時の安否確認にもいち早く対応出来る様、訓練も実施など、私たちの議会でも直ぐに取り入れられると思える事例もありました。
#岩沼市議会 においても、タブレット端末導入時には、「1年後にはペーパーレスを実施しよう」を掲げていました。
令和3年12月導入から1年余りが経過した今。現状として、紙資料との併用状態です。
今後、時限を切って、ペーパーレス化により近くなる様な取組みを進めたいものだと考えています。
取手市議会事務局様、ご教示ありがとうございました。
私たちは、3日目の調査地神奈川県藤沢市へ移動しました。
・・・最終3日目となります・・・
2023.1.18
今回の視察研修の最終日は、神奈川県藤沢市議会への調査となりました。
藤沢市は各種の「住みたい街ランキング」においても、常に上位に位置し、人口増加も続き、子育て世代にも人気ある自治体です。
訪問した庁舎も耐震化の問題で新しく建設し5年目ということで、明るく、使い勝手良さそうな議会棟にお邪魔しました。
こちらでの調査項目は「オンライン会議及びタブレット端末の活用について」ということで、種々ご教示いただきました。
コロナ禍における喫緊の課題への対応として、会議のあり方を検討する中からオンライン会議のスタートと今後予測される大規模な災害等の発生等により、委員会の参集が困難であるなど、非常時においてオンライン委員会を開催できるよう、委員会条例を改正したこと、同時に市職員もオンラインによる出席を認めることなどを進めています。
私たちの自治体においても、コロナ禍での休校や行事の自粛、様々な制約を受けた時期がありました。その間のことや、何よりも東日本大震災の被災経験を思うと、オンライン会議導入は備えておくこと、導入すること、進めておくべきだと考えています。
藤沢市や先に視察研修で訪問した自治体もそうですが、時限を切って試行しながら課題を洗い出し、確認しながら修正し、オンライン委員会の開催要綱(案)づくりを進めていること、大切なプロセスであり、準備、手順など慣れるまでは時間を要することでも、時流の当然の流れだと思います。
藤沢市議会の例では、オンライン会議もリアル会議であっても所要時間に大きな差異は無いことも述べられていました。
私たち議員が災害時にも、しっかりと議会の責務を果たせるように手法の一つとしてオンライン会議方式(一部オンライン型、全オンライン型)を備えておくことも欠かせぬことですね。
岩沼市議会でも、令和3年12月議会からタブレット端末導入で当初の予定では
「1年後をめどにペーパーレスを実施」と掲げてきました。
現在は、タブレット端末に入っているサイドブックスというアプリを活用しながらも、同時に紙での議案書や資料配布が続いています。
折角の端末導入ですから、持っている機能を各人が十分に活用し、活発な議会活動に生かしていきたいものです。
今回の先進地視察を経て、各委員のまとめ、委員会としてもまとめを2月定例会に提出することになります。
現在議員任期にある私たちの任期も1年を切りました。
タブレット端末導入は形だけのことではなく、議員皆で決めた取り組みですから、現状から前進していけるよう、私は委員会の委員長としても皆の考えを諮り、進めて行きたいと考えています。