11月24日、午前10時から岩沼市議会全員協議会が開かれました。
案件は、「新火葬場の名称、料金改定などについて」ということで、執行部から現在建設中の新火葬場の進捗状況と共に説明がありました。
新火葬場については、ご存知のように岩沼市の沿岸、玉浦地区(岩沼市早股字新寺前71−1)に建設中です。
今回は、新たに設置されることになる岩沼市営火葬場の設置及び管理に関する条例の改正について、現行のものと改正案が示されました。
先ずは、名称は「岩沼市斎場」と。
近隣の自治体においても同様の名称で定着していることから、周囲にも分かりやすいと思います。
また、条文中の用語などの表現を差し替えています。
これまでの市営火葬場は、昭和37年当時のものであり、条文も現在違和感を持つような箇所もありますし、使用料も新たな施設となることから市外在住利用者の区分の変更、ペットなどの小動物(収骨あり、なし)が新たに使用可能となることに伴う料金設定が必要となっています。
本体工事は、本年度内に完了予定、通路や外構工事もその後に続くことから、供用開始は来年5月下旬に竣工式を経てとなる見込みです。
これまでの火葬場が古く、手狭であることから、親しい方との最後のお別れの場所として多くの市民の方々から望まれていた施設です。
私は質疑の中で、『隣の名取市斎場には小動物の火葬も行なっていることから供養塔があり、家族同様に長年暮らしてきた方々がその場でのお別れ、また時折訪ねて供養していることも見聞きしている。岩沼では敷地内にそのような設置はないのか。ペットロス、で心や体に不調をきたす方もあると聞く。今後、是非に柔軟に対応してほしい。』と添えました。
執行部からの答弁には、供養塔については計画に入っていない、とのことでした。
犬や猫の小動物の火葬後、収骨をする、収骨なし、の選択肢があります。収骨なしの場合は、然るべき業者の方が引き取って納めてくださる寺院に供養していただいているそうです。
心の問題にもなりますが、私たちが盆や彼岸に墓所に供養に行くのと同様にそちらの供養塔に手向ける方もあるでしょう。
岩沼市斎場、完成まであと少しです。