かねてより受け入れ準備を進めてきました金融庁の青年招聘事業が、今日9日。
フィリピン、タイ、マレーシア、モンゴル、ベトナム、ボツワナ、ドバイからの9名が研修生として東京に3ヶ月間滞在しており、その間の研修の一環で被災地へと宮城県、そして岩沼を選んで下さいました。
日帰りでの研修日程、仙台市内では「東日本大震災における生命保険業界の対応」の講義を受け、午後は岩沼市役所被災者生活支援室職員やサポートセンター職員さんから「東日本大震災と自治体の取り組み」の講義。
岩沼市での会場は、里の杜東住宅集会所。質疑応答では、「仮設住宅の家賃はどうなっているのか」「家を流出した方への具体な支援はどうなっているのか」「現状の課題は何か」…矢継ぎ早に質問が飛び交い、担当職員さんから懇切丁寧な説明もありました。
岩沼の仮設住宅は退去されている部屋も多いので、中を見せていただき、暮らし振りを肌で感じていただきました。
今回の研修生皆さんは本国で保険業界を審査する立場にある方々ですので、被災地での見聞は何よりの収穫ではないのでしょうか。
仮設住宅を後にして、玉浦西の防災集団移転地を車窓から眺め、千年希望の丘へ移動しました。
津波の威力、地域が一変したこと、仙台空港の被災当時のこと、現地や映像での体験を重ねていただきました。
その後、仙台に移動されて新幹線で東京に戻られました。
今日訪問いただいた宮城県の岩沼市が、研修生皆さんの記憶に刻まれ、今後の活躍の一助に活かされることを願って止みません。
私なりに今出来る、次世代育成支援、今日は海外の青年たちへ向き合いました。