瑞穂の国…岩沼近景

image image image先月からの好天続きで、岩沼界隈での田植えも最盛期を迎えています。

担い手の勤務の都合などで、土日に田植え作業を行うところも多くあり、先週末頃から農作業も進んできているようです。

聞く所によると、本来は5月20日前後に田植えを見込んでいたものの、今年の好天で苗の丈が伸びており、予定を変更して繰り上げての作業となった、というお宅もあるようです。家族、親類が寄っての作業、そして水の管理、草取り、、、「お米というのは八十八の手間がかかっているから、こういう字になります」と習った記憶があります。

瑞穂の国。米離れが叫ばれて久しいですね。国民1人・1年当たりの消費量は、食生活の外部化や多様化等を背景にほぼ一貫して減少しており、平成9年の消費量(kg/人・年)は、66 .7kgでしたが、平成15年(試算)は、59.5kgに減少しています。

水田は、稲作の場でもありますが、周辺の保水、治水にも大きな役割を果たしています。大雨時の地域のダムとしての機能があります。

他の地域同様に、農業者の高齢化、耕作放棄地の増加など、私たちの地域にも課題はあります。集約化をはかること、ほ場整備も労働作業の軽減に役立っている、と今朝の交通安全運動開始式で同席した先輩議員が、早朝に田植え作業を進めてきたことを語りながら話していました。

田植えの進む風景を見ながら、午後の予定を進めて移動してきました。

今年も沢山の美味しい岩沼のお米が実りますこと、願っています。

春の交通安全運動開始式出席です

image image image image image image image image今日は、統一地方選の関係で1ヶ月遅れで始まる、春の交通安全運動開始式出席。
地域内では、5月3日に交通死亡事故ゼロが1年を達成したとのこと。
これは、地域での交通安全運動の賜物でもあり、家庭や職場の意識、関係者皆さんの尽力にもよるものだと思います。
痛ましい交通死亡事故ゼロ、ありがとうございます。

しかし、一方では死亡事故に至らぬも重篤な事故が数件おきてもいます。
尚一層、運転者も歩行者も気を引き締めて向き合わなければならないことだと思います。

明日からは、地域の交通安全街頭指導に出ます。朝の二木交差点に立ちます。
共に地域の安全、安心を高めていきましょう。

べこ餅の思い出

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画像は、べこ餅、と言います。

北海道では、とてもポピュラーなお菓子。それも家庭で作り、子どものオヤツやお茶受けになったりする、いわばソウルフード?的なもの。勿論、地元の和菓子屋さんにも並びます。

明日は母の日、ということで、思い立って作ってみました。

べこ餅の名前は、

・模様がウシの模様に似ているから

・米の粉を使うから、ベイコが由来

諸説があります。

材料は、うるち米の粉(上新粉)、白砂糖、黒砂糖、水。

葉っぱの形に手の平で成型して、箸などで葉脈様を押し付け。木型などもあるようですが、母親は手の平で伸ばし、笹の葉に乗せて作っていました。蒸し器に入れて、サッと加熱。

作り立てもモチモチして美味しいですが、冷えて固くなったらあぶって焼いても食べます。材料が米粉ですから、オヤツではありますが、腹持ちも良いので昔の人たちは保存食的にも食していたかもしれませんね。

明日は母の日。そんなことを重ねて、私の母が生前中、趣味で焼いたお皿に盛り付け、北海道銘木のお気に入りお盆にのせてみました。

昔は、子どもの日の頃に祖母や母が作って五月人形飾りに供えたりもしていました。

「北海道には柏餅無いんだ。」父が言ってましたが、我が家にだけ無かったのかもしれません…

今日は、粗熱が取れたら、義父母の住まいにも届けてきます。

実は、私には格別な思いがある、べこ餅でもあります。

父が晩年、大病をして入院、手術を受けました。日を経て退院の頃、「来て欲しい」と、一人娘の私に呼び出しがありました。

時間をやり繰りして、小学生時分の子どもたちは家族と留守番。北海道の入院先に向かい退院の見守りを果たしました。

そんな退院したばかりで、自宅に入るやいなや、父は出かけて行き、近くの笹藪に分け入ってクマザサの葉を沢山取ってきました。母は長い入院生活から戻った父の身体を案じ、小言。

父は「べこ餅作れ!」

美味しそうに笑顔で頬張る父の姿が忘れられません。そして、程なく岩沼へ戻る私にもそのクマザサに乗せて蒸したべこ餅を持たせてくれました。

私にとっては、べこ餅は見るだけで今は亡き両親の思い出が蘇る懐かしい郷土食でもあります。